お人形アソビ #中学生～現在

母の才能は受け継がなかったようで家庭科…とりわけ裁縫は大嫌いだった。そんな中見つけたのがこの本だった。

お人形らしいヒラヒラした服よりもモード系の服やスクールカジュアルを好んだので1冊に沢山の系統の服が載っていたこの本は作る作らないはともかく読み込んだ。ミツキ・ナオミのようなキリッとしたフレンドも衝撃的だったけれど、1番惹かれたのはアベルだった。

そしてtotoko…。靴が単品で色々なバリエーションが買える、オリジナルドール…憧れが詰まっていた。

高校卒業までは、このわたしのドールブックの新刊が出ては買い、通学途中のおもちゃ屋さんで細々とコレクションを増やした。

2000年頃から発売されたナイスジェニーコレクションはオタクに刺さりまくったし、受験期に県の中心部に行けること=百貨店に行けるをモチベーションに受験最終日の帰りに制服姿で行き、好みの子を連れ帰ったのも良い思い出だったりする。

大学に入りバイトを初めてから収集癖は加速し、リカクラやtotokoデビューをし、福島県にあるリカちゃんキャッスルへも登城した。

社会人になりドールイベントに参加したり、コレクションを増やしたりして幾年も過ぎた。その間にタカラはトミーと合併したし、ジェニーが市販品としておもちゃ屋に並ばなくなって久しい。

沢山のドールやフレンドドールが居て構いきれなくなった。

新作を追われるように買っていくことに疲れた。交流は楽しかったけれど1人になりたくなった。

転機になったのは別の趣味に出会い、お金が必要になったとき。躊躇なく構いきれないドールを手放した。開けていない買うことに満足してしまった服を手放した。

新しく買うことは無いけれど、手元に残ったお人形が好きで、服も好き。

ノードール・ノーライフ

福服良好日